前回
女の子は目隠しを外しCDを止めると「じゃ、シャワー行こっか」と僕に服を脱ぐよう促した。
痴漢コースは痴漢→シャワー→ベットプレイ→シャワー→終了の流れで進んでいく。
早速脱ごうとしていると女の子はTシャツを指差し「あ、これヤマノススメ?」と聞いてきた。
「ゆるキャンっていう、女子高生がキャンプするアニメですね〜」ときちんと訂正。
ちなみに、しゅごは僕のゆるキャンTシャツを2回ヤマノススメと間違えている。
ヤマノススメ最近流行ってるのか?
僕がプールに来たガキみたいに一瞬で素っ裸になる横で、女の子は丁寧に制服や下着を脱いでは畳んでいく。
布越しにも大きく感じた胸の全容が見える時思わず
「奇麗だ……」
と独りごつ。僕は基本的に風俗に言っているとき、リミッターが外れているので独り言がだいたい口に出てしまっている。未だに癖づいてる、天鳳の弊害だ。
このお店はシャワーが部屋の外にあるのでバスタオルで体を包み廊下を移動する。
今回の女の子はここの移動で手を繋いでくれたのがとても嬉しかった。人生で女の子と手を繋いだ回数10回くらいだと思うけど、だいたい風俗嬢だと思う。
シャワーを浴び部屋に戻ると明かりを少し落として、いよいよ本格的なプレイが始まる。
女の子は仰向けに横たわった僕にニコニコと覆いかぶさり顔を近づけた。そして唇が重なった瞬間、人間の部位にはこんなに柔らかい場所があるんだと理解する。僕の舌と彼女の舌は大運動会を開催していた(毎日したい)
運動に水分補給は必須、唾液を飲み干すと仄かに甘い味。
女の子の唇は首、胸とチェックポイントを辿り、遂によろしくを滑らかに吸い込んだ。じんわりとした快感が下半身から背中に伝わる。育ちの良さからありがとうと感謝の言葉が自然に出てきてしまう。
なすがまま口淫に身を委ね、享楽の海を漂い200海里。排吐的快精水域(EJA)の境界に到達する頃、女の子に一つお願いをする。
「そろそろなんですけど、耳とか舐めて貰うことってできますか……?」
「いいよ♡」
耳殻を伝わるゾリゾリとした舌の感覚、体に近づいたふくよかな胸を揉みしだきながら僕は放精していた(めっちゃ飛んだ)
「めっちゃ出た!!」
「みたい笑」
幸福感に包まれほわほわした身体をシャワー室へ運ぶ。今書いてて思い出したけど、もうプレイないのにシャワー室でよろしくを弱攻撃してきたの良かったな。ちんちんを触るのが好きって言ってた。
土日には何してるのみたいな雑談をして、最後にハグをし退店。このハグが食後のデザートみたいに心のスキマへ幸せを詰めてくれる。
悪魔の如きスロットマシーンに与えられた苦しみなんてとうに忘れていた。
5万4千円のヘルスに行ったと思えばいいのだ。実際に今自分が経験した1時間はそれだけの価値があるように思えた。僕の心は雲間から差し込む陽光に照らされたかのように、とても暖かくなっていたんだ。
エレベーターから降りて晴れやかな顔で横を見るとしゅごは少し浮かない様子だった。どうやら "SUMATA" があまり合わなかったらしい。
友とは一蓮托生、しゅごの本懐を遂げるため2回戦のステージ、お気に入りの手コキ専門店へ向かうことになった。
道中モスバーガーを食べて栄養補給をし目的のお店へ到着。
僕としゅごが行きつけである、このお店は一回の飲み会と同じ金額で女の子にご奉仕してもらえるのだ。天国は日常に潜んでいた。
少し待ち、隣との敷居が高いネットカフェの個室のような部屋に案内される。部屋にはモニターが置いてあり、受付で渡された6枚のAVを見て欲求を高め、15分後にキャストさんが部屋にくるというシステムだ。いつも待機時間はAVを見ながらよろしくと二人遊び?して待ってるんだけど、しゅごに一回話したら普通は映像を見て興奮度を高めるだけらしい。僕はそこで自慰をキャストさんに見られるというシチュも含めて好きなんだよね。
15分後部屋の扉がノックされた。
「よろしくお願いしま〜す」
可愛いんだよな……
ここのキャストさんは本当に可愛い人が多い。しゅごもお墨付きだ。
「もう触ってるんですね笑」
「すみません」
「隣座るね〜」
キャストさんは半勃ちの陰茎を手であやしていく。
あっという間に血が巡る。
「ローションつけるね」
「はい…」
グシャグシャになった熱棒を冷たいローションでならしながら、キャストさんは僕の目を見つめてきた!
解説
このお店が凄いポイントとしてキャストさんに周知されているであろう接客マニュアルが素晴らしい点にある。九割型行ってくれるのが手で扱きながら目を見つめるという対応だ。この行為、世間一般に周知されていないが、すざましい興奮作用がある。コミケのコスプレ撮影動画を見ると「目線ください」と言っているオタクの声が聞こえるだろう。そういうことだ。(怒られそう)
他に出現率が高いのは、僕の手をキャストさんの腰に回したり、太腿に置いていいよと指示される行為。これはかなり悦痴だ。もちろん課金をすれば胸を思うが儘にできるプランも存在する。しかし「触れることができないコースでボディタッチができる」これはとても雅なことではないか。
また最重要なのは手コキ専門店であるだけに、どのキャストもテクニックが圧巻であるということだ。これは他の風俗店より突出しており、賢者モードで毎回「めっちゃ凄いですね!」と口に出してしまう。
このお店で射精できなかったことは一度たりともない。
気づくとほとばしっていた精液。
今回のキャストさんはソフトタッチ対応はない人だったけどしっかり満射で退店することができた。
先に店を出て外で待っていたしゅごも晴れやかな顔をしていたので良かったな。
池袋はいい街だと語らい、しゅごと別れる。
最寄り駅に降り立つとダメ押しのように駅近くの銭湯へ。運動後の湯船は至高の贅沢だ。今、幸せだとしみじみ感じながら自転車をこいで家路についた。
こんな感じでよろしくの休日は終了した。この日の幸福指数の推移を見てみよう。一回の自慰行為を+6程度とした。
このグラフは通常、他人の目で確認することはできない。
幸福の定義は自分で決める必要がある。
ギャンブルはお金がもったいないだとか、風俗なんて行っていたら弱者男性のままだとか、サウナは健康に悪いとか、そんな他人の声はどうでもいい。自分がやりたいことを本能に従ってやるだけでいいと感じた一日だったのでした。