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コーヒーみたいなミステリ『リバース』感想

先週感想記事を更新するといっていましたが一冊分も書けなかったクズことよろしくです♪

 

満を持して今回は湊かなえさんの「リバース」の感想です。

湊かなえさんは「告白」「少女」とかを読んでます。後味が悪いミステリーが多いイヤミス系作家さんですよね。(僕が読んだことある他の作家さんは沼田まほかるさんとか米澤穂信さんもたまに書きますよね)

 

あらすじ

深瀬和久は中小企業で働くサラリーマン。コーヒー好きの深瀬はカフェ「クローバーコーヒー」を近所に見つけ通い始め、客として来ていた越智美穂子と出会う。深瀬は美穂子と付き合い始め穏やかな生活を送っていた。しかし、ある日美穂子のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という手紙が届く。美穂子に問い詰められる深瀬。忘れることにしていた、大学生の頃に起きた忌々しい出来事を告白していいのか深瀬は逡巡する。

 

過去に起きた出来事を振り返る系ミステリよく見ますねー。こういう系のミステリ、過去の出来事を振り返ったり、見つめなおしていって現在の状況と繋がっていくところが大好きです。

この作品も例に漏れず楽しめました。序盤に回想を入れて中盤に過去見つめなおしパートがあってって感じで、ある程度読み進めながら展開が読めているつもりでしたが終盤は完全に捲られました…しかも捲りの伏線がしっかり張られている周到さ。ミステリは伏線の張り方が綺麗だと読後の爽快感が全然違いますよね。

湊かなえさんは読者を驚かせる展開を常に目指してるという印象が個人的にあって、どんなに考えても裏切ってくれることが多いから安心して先の展開を考えながら読み進められます。

ただ、この小説は一つの「お題」から書かれてる作品なので、そこの型に嵌めるための無理やり感がないわけではないというところが少しマイナスポイントです。

 

ミステリの感想ってネタバレが致命傷なのであまり語れないですねw

次は村山由佳さんの「星々の舟」感想書きます~

 

評価 7/10